就労継続支援A型とB型、就労移行支援との違い
就労継続支援とは
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障害や病気のために一般企業等での就労が困難な人々を対象とした福祉サービスのこと
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就労の機会をの提供
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生産活動その他の活動の機会の提供
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知識・能力の向上のために必要な訓練を行う
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障害者総合支援法に基づく
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就労継続支援にはA型、B型の2種類がある
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就労移行支援とは別物
就労継続支援と就労移行支援の違い
就労移行支援は一般就職に向けたトレーニングや就職自体の支援で、就労継続支援は就労の機会提供という特色が強い福祉サービスである。
そのため、就労移行支援は期限制限があり(原則2年)、賃金は基本的に発生しない。これに対し、就労継続支援は期限制限がなく、賃金も発生する。
就労継続支援A型・B型の違い
- 就労継続支援は、一般企業などに雇用されることが困難な人を対象にする
- A型とB型の2つに分かれる
- 最も大きな違いは利用者と事業所の雇用関係の有無
- 厚生労働省「障害者総合支援法における就労系障害福祉サービス」
就労継続支援A型
就労継続支援B型
- 雇用契約なし
- 成果物への報酬の「工賃」というかたちで賃金を受け取る
- 工賃は法律で定められている最低賃金にはよらない
- 利用者が自身の状況に合わせてペースを崩さずに働くことが出来る
- 比較的簡単な作業が多い
- 必要なスキルや体力がつけば、就労継続支援A型や就労移行支援、一般就労に移っていくことも可能